■北海道・いんちき釣師の釣日記・平成16年10月分■

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平成16年度・いんちき釣師の釣日記
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10月2日(土曜日) 【苫小牧西港 勇払埠頭】 曇り時々雨
 先日、メールで勇払埠頭の情報を頂き、是が非でも行きたくなった。そのメールには『・・・9月25・26日に苫小牧勇払埠頭に行きました。釣果は マイカの小型148パイ、カタクチイワシ121匹、さば1匹(中型)、カレイ2匹(38、30センチ)・・・』との驚異の釣果!前日からうひょうひょと準備をし、雨の予報には目を背け、午前零時に一路苫小牧へ! 支笏湖経由で向かったんだけど、そうそう、忘れてた。札幌から支笏湖へ向かう道路は、週末になると「走り屋」みたいな人達が爆走を楽しんでる。「巻き込まれたらかなわんなぁ・・・」なんて考えつつ、苫小牧着。午前1時半頃、開始。
まずはイソメとサンマを付けて遠近と投げてみる。風が強く、気温も低目。んーアタリなし。あれれ?もしかしてやっちゃった?勇払埠頭も広いし、此処じゃないのかな?竿を置きっ放しにしてあちこち偵察。あまり釣り人はいないが、ソイ釣の人、イカ釣りの人、投げ釣の人・・・釣れている様子はない。移動も考えたけど、少し風も収まって来たし、まぁもうちょっとやってみるか。なんかの本には「1時間粘ってアタリが無い場合は移動しれ」って書いてあったような気がする。
そうか、コレじゃ無いんだ。イカイカ。3時ごろイカの仕掛けを出す。ちょっとの間でマイカ。おおっ。情報通りちょっと小さ目だけど、イカ! あと、ここから147匹も釣れるのかと思ったら困っちゃう。クーラー1個しかないし・・・【杞憂】あれこれと無用な心配をすること。取り越し苦労。
杞憂と云う事を身を以って体験した。イカはコレのみ。他のイカ釣りの人も釣れていなくてちょっとホッとしたけど、「釣れた」って云う情報は「釣れる」ってコトじゃないんだよね。あとはサンマでソイ(25cm位)1匹、イソメでアブラコ(15〜25cm)たくさん、ハモ(30cm位)1匹。アブラコは日の出から入食い状態となり、最後は腹が立ってきた。投げて糸ふけ取ってるともう掛かってるし。また全部小さいし。
上下ダブルで釣れるし。ん?変わったアタリだ!おおっ?重いぞ!なんだなんだ?・・・って、アブラコ・ダブルなんてね。結局、お持ち帰りは「ソイ」「マイカ」各1匹。寂しいね。忙しい釣をした割に、これじゃあね。日が出てきて人も増えてきて、【ウィークエンドバラエティ日高晤郎ショー】が始まった時間に終了。実は午前中に用事あり、午後には仕事。今コレを書きながら「明日もチャレンジしようかなぁ・・・」なんて考えているトコロ。実はその午後の仕事でとある人物に会うのだが・・・・

10月3日(日曜日) 【苫小牧西港 勇払埠頭】 晴れ
 日曜日午後、再び苫小牧へ。イカ1杯ではなんとも寂しい。午後4時頃、勇払埠頭到着。右端の方へ釣座を据える。左右の人達はサビキでイワシを釣っている。左右ともイカの仕掛けも出してある。
右隣の声の大きなおばちゃんが、誰に話しているのか知らないけど埠頭中に聞こえるような声で「イカは釣れない。今日は一匹も掛からない。エサも取られない。もうやめるか」等と話している。まだ明るいしなぁ。とりあえず、イワシを釣ってイカ釣りの餌にしよう。10匹もいれば十分だからマキエまでは要らんだろ。2.5号の羽付きのサビキでやるとほぼ入食い。
15cm位のカタクチイワシ。餌にするつもりがあんまり釣れるのでしばしイワシ釣り。日没間近、妙なアタリで上げてもイワシが釣れない。???何だべ?針が折れちゃったのかな?おおっ!重いぞ。さてはうぐい様か?ってイカ!サビキに付いて来た。急いでイカの仕掛けを投入。エサは鮮度抜群のカタクチ。ちょっと大きいので尻尾部分を切断して付ける。日没でサビキを終了。イソメ、サンマを付けて遠近投げ釣り。チョイ投げで投入直後にアタリ。
あら?ちょっと大きいんじゃない?25cm位のカジカ。今日は忙しくなりそうだ♪・・・って投げはコレだけ。良く最初の1投で釣れて「今日は良さそう」って思うけどその後全く釣れないってコトが多いような気がする。人身御供なのか?イカはぽちぽち。暗くなって、埠頭には3組の釣り人。右側にルアーでソイ釣り2人組、左側にイカ釣りおじさん独り、左端にニシン釣り4〜5人グループ。ソイはちびちびがぽつぽつ上がっていた。ちょっとして帰っていった。イカ釣りは投光機2台、9mの竿3本、自動しゃくり機と準備万端。左端は何を釣ってるのかなって偵察に行くと何か巨大な魚影が。サビキ釣りだったので「ああ、イワシ釣ってってウグイ様が釣れたんだな」と、苦笑いしているとその魚をキープしている。ありゃ?ウグイ持って帰るの?お腹すいたの?
って近づくとニシン!30cm以上は有る。しかも見てる間にほいほい釣れてる。中には何匹も掛かっちゃって上がらなくなっている人までいる。すげー。入食いだぁ。この人達はこの後、あんまり釣れたんで早々に終了した。イカ釣りのおじさんは話し好きだった。マイカ5〜6杯。午後10時頃、釣れないので帰っちゃった。10時半から1時間の間、イカも釣れなくなったので終了した。釣果はカタクチ64匹、エサにも使ったので70匹位は釣れたかな?マイカ14杯、カジカ1匹。カタクチは1時間ほどの釣果。イカはやはりちょっと前まで100杯オーバーの人が居た様子。14杯でも楽しかったよ。ケミカルライト付きのウキがすーと潜ったり、左右に走ったりでさ。  そうそう最後の画像は、週末お仕事でお会いした人物に「呪文」を教わった。渓流釣りなんかでゲートに阻まれた際に使用すると、あら不思議。瞬く間にゲートが開く!その人物は山菜採りの際に使用するんだって。詳細にはご紹介出来ない。債権者に追われているので(笑) 呪文は6種類。コレさえ唱えられれば北海道中のゲートが開くと言っていた。ちなみに画像は札幌-支笏湖間にある山道へと続くゲート。
←こういうゲートに行く手を阻まれます。そこで呪文を唱えると・・・
←ほら この通り!

10月5日(火曜日) 【苫小牧西港 勇払埠頭】 曇り
 調子に乗って再び苫小牧へ。仕事を強制的に終えてから勇払埠頭へ午後4時半頃到着。いそいそと竿をセットしする。イソメちょい投げ、イカテーラ仕掛け、サンマブラー、羽根突付きサビキ。サビキは早々に終了。魚居ないし。早速イカが釣れる。
サイズは同様に小さい。イソメ、サンマはピクリともしないので放置。更にイカのテーラ仕掛けを「いんちきオリジナル」に変更し、1本追加。日没からちょっとの間は良かったように思うけど、後はぽちぽち。終了時10杯。今日はなんだかだいぶ”ばらし”ちゃった。前回、前々回と比べて”魚信”がはっきりしていて分かりやすかった。日没後、イカも散発的になったのでブラーを投げながらウキの監視。幸い右側には誰も居なかったので岸壁際に投げて引いてくる。20〜25cmのソイが3匹。イソメでは反応は無く、サンマが良かった。・
 実はココのところ、仕事で”下手”を打ったので煮詰まっていた。今日何とか一段落の感じでホッとした。週末は結婚式やらなんかで忙しそうなので釣りにこれるかなぁ・・

10月6日(水曜日) 【漁川】 晴れ
 天気が良く、気になっている漁川へ行ってみることに。なんだか「漁川情報」を教えていただく機会が多く、自分的には「いまいちな川である」認識を”改めなくてはならないのではないか?”と考えた。良く考えてみるとこの川に釣りに来たのは、数年前、大阪から札幌に帰ってきて直ぐ、冷やかし半分で釣りに来て、思い出して「笑える」ような「いんちき」な仕掛けを使っていた頃。その時に釣れなくて、以来、「あんまり釣れない川」と思っていたような気がする。
そうそう、真駒内川で「ちびヤマメ」を1日かけて2匹釣ったのもこの時期。 あれから数年経て多少は腕も上げた筈! 453号線を恵庭に向かう。途中で川へ降り、近いところで竿を出す。
気温は14℃。ちょっと寒い。早速アタリ。8cm程のヤマメだ。ちょこちょこ釣れるも小さいので上流へ移動。徒歩で20分ほど上ったところで再び竿を出す。ここでも8cm程のヤマメ。ここらでは入食いだった。最近の「熊目撃」報道にびびり、これ以上上流へ行くのをやめ車へ戻る。今度はえにわ湖の下流へ向かい、場所を偵察しながら「なんとかトンネル」手前で引き返し、漁川ダムの直ぐ下へ入る。既に5時を回っているので暗くなり始めているが、構わず開始。
直ぐに反応があるけど「トゲウオ」みたいな魚。あとはウグイ様。日没で終了。 サイズは小さいけど良く釣れた。オショロコマは更に車で上流へ行かなければならないんだろうけど・・・この川は「良く釣れる川」と認識を改めることにして帰路に着いた。今回は折角覚えた”呪文”を使う機会が無かった。
残念。ぼちぼち渓流は冬季休業のシーズン。やっぱり寒いわ。今年の暑い夏でも川に下りると涼しいのに、この気温では無理かもしれない。大切な皮下脂肪もなくした今、やはり冬はおとなしくするしかなさそうだ。
トゲウオ?→

10月8日(金曜日) 【苫小牧西港 中央南埠頭】 曇り
 連休に台風が上陸する恐れあり。また10日・11日と用事があるため何が何でも金曜日に釣りがしたい。またいつなんどき体調が悪くなり釣りに行けなくなるかもしれないし・・・ 仕事を終え、急ぎ苫小牧へ。いつも支笏湖周りで行くんだけど、この日、なにげに車を走らせていると目の前に大きな雄鹿! ただでさえ脈拍が速めなのに”ドキドキ”した。もうちょっとで止まるところだった。 何とかぶつからずに停車する。目の前をゆうゆうと歩いて森の中へ消えていった。
 午後7時ごろ苫小牧到着。勇払埠頭のコレまで釣座を据えているところへ行ってみるとやけに人が多い。んー入れないことは無いけどあんまり人が多いのも好きじゃない。ま、いいか。今日は違うところへ行ってみよう。以前は良く行っていた中央南埠頭へ。
先に3人入っている。ルアーロッドで竿を振っている人、投げ竿で先端部から投げている人、帰り支度をしている人。帰り支度の人は20〜25cm位のソイを10匹前後キープしている。話を聞くと「あー?イソメやエラコなんかじゃ魚は釣れないよ。サンマ?ちょっとましかな?コレコレ、コレさ」と言って”川エビ”を見せてくれた。わざわざ釣行の前に川へ採りに行くのだそうだ。「もうちょっと早く着たら分けてあげたのに・・・全部捨てちゃったよ」だって。残念。でも魚釣るよりエビ採るほうが大変なんじゃ・・・?そういう手間を惜しまない人が勝利の女神の祝福を得るのか?さて、誰もやってないけどイカ釣り。2本目をセットしてる間にマイカ。今日のは元気だ。
10時の終了まで27杯。イソメをつけて遠近投げはちょい投げにカレイ、コマイ。遠投はヒトデ。サンマを付けたブラーでソイ。あと、巨大どんこちゃん×3匹。 ここの所の”イカ釣り”で釣果としてはぐずぐずだけど、消費するとなると充分な量。連日のイカ料理に舌鼓を打つも若干、食傷気味かな・・・?

10月15日(金曜日) 【盤の沢】 曇り
 ややイレギュラーなお仕事で札幌の秘境(?)豊滝へ。本当に札幌市内?と疑わしくなるほど。盤の沢という川があり、良く釣れると事前に情報を頂いていたのでちょっと竿を出す。確かに水は綺麗。イタドリで挑戦。・・・・30分ほどちょこちょこ移動しながら頑張ったけど、反応無し。お仕事前と言うこともあり、景色を堪能して終了した。近くの針葉樹林でラクヨウを採ってボウズを慰めた。近々、「このお仕事」絡みで屈斜路湖方面へ行くことになっている。「竿は忘れないように」とのありがたいお言葉を頂いているので楽しみ。
ラクヨウダケ→

10月16日(金曜日) 【苫小牧西港 中央南埠頭】 晴れ
 午前中ちょこっとお仕事をして、苫小牧へ。紅葉が綺麗な支笏湖線を監視しつつ午後4頃到着。今回は釣りをするわけでもない2名が同行。まずは勇払埠頭へ。割と沢山の釣り人で賑わっている。話を聞いてみると「なにも釣れない」だって。見て回ったけど、投げ竿は何も無し。サビキでカタクチ少々、小さいマイカ1匹と、確かに釣れていない。そうそう小さなカワハギもいた。
釣った人が「エサだ。エサ」と笑っていたので、釣り人一般のスタンダードな冗談かと思ったら、本当にイカ釣りの仕掛けにエサとして付けていた。あまりにも釣れて居ないので中央南埠頭へ移動。こちらはあまり人が居ない。話を聞くとここも釣れていない様子。
「朝方は良かったけどねぇ」と苫小牧在住の川上武さん(54・仮名)は苦い顔だ。まぁいいや。何も釣れないってコトはないだろ。一応何が来るか分からないのでイソメ、サンマで中近投げ、イカ仕掛け、羽根突きサビキ。あー確かにどの竿にも反応なし。日没直前、サンマにカジカ、イソメにカレイ。
小さかったのでリリース。サビキは何も釣れず、日没で終了。日没後、イソメにソイ、カレイ。どちらもちょっと大きかったのでお持ち帰りして頂きました。ご馳走様でした。イカもまったくおらず、エサも綺麗なまま終了。寂しい釣果に終わった。
その後、札幌へ戻り某「つぼ八」で反省会。近くの今回の同行者の家へ行き反省会2次会。たいがい酔っ払った。同行者の家には「コッピー」なる小さな魚が飼われていたが、購入の翌日、つまりこの日にはもう2匹の内1匹が死んでおり「生き物を飼う資格なし」として、残りの1匹を引き取ることにした。帰りにはこの「コッピー」と新しいファンデーション、ブラジャーに入れる「胸増量補強材」をもらって帰った。遅くまでお邪魔しました。「胸増量補強材」はシリコンで出来ていて「気持ちいい。くれ」とせがんだ為、仕方無しに譲ってくれたそうだが、記憶にない。名誉のために断っておくけど、ファンデーション、「胸増量補強材」は使うためではない。またこの同行者は「未使用だ」と言っている。
死んだコッピー アカヒレともいう→

10月30日(土曜日) 【室蘭港 白鳥大橋下】 晴れ
 お仕事絡みで室蘭へ。夕方からのお約束だったので、午後2時ごろ札幌出発。高速は使わず下道をだらだら走る。4時過ぎ目的地着、そこそこにお仕事を済ませ、今日は白鳥大橋の下へ入るコトにした。根拠はトイレが近いことと、釣師の“カン” 「そんなものがあるのか?」と問われると、「あると言えばあるし、無いと言えば無い」 白鳥大橋がライトアップされてキレイに見えるためか、室蘭の隠れたデートスポットらしく、等間隔に割りと車が止まっている。
釣り人もまぁまぁ居る。ん〜7〜10人くらいかな。防波堤先端にも入っている人が多くて車を止めて、竿を片手に防波堤方向へ行く人も多数。 カップルがラブラブで白鳥大橋を眺めている先に釣座を据え、準備開始(笑) じゃまかい?多少気が引けるけど、強い心で準備をする。遠近イソメ・サンマで3本置き竿。
蛍光ブラーにサンマをつけてやってみるけど、こちらは全くアタリ無しで、根掛りを契機に終了。風もなく、暖かいので外に居てもあまり苦にはならない。イソメチョイ投げにハモ。30cm・50cm。イソメチョイ投げにカジカ38cm。イソメチョイ投げにアブラコ20cm・25cm・40cm!。サンマチョイ投げにカジカ35cm。イソメ遠投にハモ30cm。
 チョイ投げが良かったみたい。また、ヒトデも多数。途中、キタキツネが近寄ってきたので夕食を分けてやったら3匹に増えた。このキツネたち、左となりの若者2人組の釣り人のバケツから何か魚を盗んでいた(笑) あまりアタリが無く、他の釣り人たちはぼちぼち終了していく。
午後10時頃までには堤防には自分ひとりしか居なくなった。地元の人は「今日はダメだ」と簡単に諦めもできるだろうけど、そんなにしょっちゅう室蘭に来れる訳でもないので粘った。カジカはアタリが弱く「小さい魚かな?」と思ってあわせると、重いのでちょっと焦る。お持ち帰りは画像の4匹。
暖かいせいか、コマイは1匹も釣れない。また、地元釣り人の話ではソイなんかも釣れるらしいんだけど、この日は釣れなかった。途中、室蘭のお客さんが様子を見に来てくれた。おにぎりとコーヒーの差し入れありがとうございました。その時に教えていただいた「白鳥大橋からの投身自殺の件」多少へこみました(泣) 「今日はやめてね」と祈りながら釣っていました。日が変わり、午前1時ごろ終了。

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