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タラバガニ 十脚目(異尾亜目)タラバガニ科 甲長20cm |
【生活】 分類学上では、ヤドカリ科。タラ漁場でよく網にかかった事から名れずけらました。(発見当初は鱈の網に掛かる厄介者で駆除されていたという) 日本での分布は、千島列島からオホーツク海、北海道東部の太平洋岸および日本海まで分布します。水温10度C以下の海底に住み。水深は30〜360メートル。 産卵期になると沖合から沿岸に移動し、交尾を営む。 時期は海域によって多少違うが盛期は4月から5月。甲長が20センチぐらいなるまで、10年以上かかるそうです。 |
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【賢い選び方】 個体が大きくて、ずっしりと重いものを選びましょう。生も売っていますので、値段が変わらないのであれば生ガニをおすすめします。お刺身、炭焼きも香ばしくて美味です。 |
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【注意】
近縁種にタラバガニとそっくりな「アブラガニ」がありますが、どちらも甲羅にH型のくぼみがあり、その下側の囲みの中にある刺かタラバガニは6個、アブラガニは4個であるそうです。
現在「タラバガニ」として売られている物のほとんどが、「アブラガニ」であるという話をよくききますが私の知る限り、札幌の某有名市場ではちゃんと区別されています。ましてや姿売りとなると他の店にばれてしまうので最近の市場では通用しません。しかし、スーパーではよく見かけますが、姿売りのケースが少ないため、たまにしかお目にかかれません。アブラガニは味がくどく繊細さにかけるようです。値段も3〜4割安で取引されています。
このほか、タラバ、アブラが不漁で絶対数が保てない場合、「イバラガニ」が市場にが登場します。味も良く、むき身状態で出回ることが多いため、消費者がその姿に出くわすことは希です。 |
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【その他】
タラバガニは甲羅を開くと退化した小さな足を発見できます。
どこかで聞いた話ですが、タラバガニはその小さな足を使ってガニ(鰓)の掃除をしていると・・・。
人間でいえば肋骨の隙間にもう一つの小さな手があり、内蔵の隙間を掃除していることになります。考えたら恐ろしいのでこの辺にしておきましょう。
何れにしても掃除したゴミはいったいどこで処理するのでしょうか?疑問が残ります。
タラバガニもアブラガニも同じ漁場で、同種でグループ作り固まっておりす。これを(やま)といいます。 |
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